【長編】雨とチョコレート



しのはあの大きな目をぱちぱちさせて、一生懸命の笑顔になった。


「私も、れい君とずっと一緒にいたいよ。これまでもこれからも、ずっと」



嬉しさのあまり、俺は抱きしめそうになったけど、そういうことは怖いっていうのを思い出して、思わず出そうになった腕を引っ込めた。



それから、ふっと視線が絡んで、なんとなく互いに照れてしまった。