真っ直ぐにしのの瞳を捉えて、逸らさせない。 「俺、しのが好きだ。 あんときから、ずっと、好きだ。 俺と、つき合って下さい」 言い終わってから、なんで最後だけ敬語なんだよとか心中でつっこみをいれたけど、すぐに心臓がバクバク鳴って、かき消された。 心臓の音が向こうにも伝わるんじゃないかっていうくらい静かな屋上。 突然恥ずかしくなって、うっかり俯いてしまう。 …一向にしのはしゃべらない。 「しの?」 恐る恐る尋ねる。 そうっと顔色を伺うように。