「今なにしてんだろうとか、風邪引いてないかなとか、一緒にどっか行きたいなとか、もうお前が基準だったんだ。 神崎とか、岬とか、あいつらみたいな好きって感覚、わかんねーの。 だって俺、しの以外の女って興味ないっていうかさ。 ただ、四六時中、しののことしか考えらんないようなのが、俺の『好き』なんだと思う。 しのに対しては、他と比べらんねぇくらいの気持ちが、ある。 この気持ちは誰にも、負けない、と思う。 」 それから深呼吸をして、しのの前に立ち直る。 それまで下を見ていたしのも、俺を見る。