【長編】雨とチョコレート

それから、俺は堰を切ったように話し始めた。


「どんな顔して話そうとか、たくさん考えてたのに、結局飛び込んでさ。

思ったことはっきり言えないし、もやもやもやもやしたんだ。

ほんとは付き合えて嬉しくて、その先とか考えらんなくて。

怖いとか思われてるとか知らなくて。

ただ『付き合う』ってことに満足してた。

それだけで、しのとの距離が近くなった気がして。

だけど、しのが付き合えないって言ったときに、今まで感じたことないくらいの距離感じちゃって。