「真山君、わかるよね?」 「うん」 「しのの気持ち、ちゃんと真山君に向いてるよ」 「…うん」 急に胸を締め付けられるように苦しくなって、思わず席を立った。 「ごめん。2限なったら戻ってくっから」 岬は不適に笑いながらも、りょうかーいと小さく手を挙げた。 俺は両手を目の前であわせて、しのの下へ行く。 ちょっと、と腕をまたつかんでしまった。 痛そうな顔はしてたけど、俺にも余裕はなくて、二人で教室を出た。