【長編】雨とチョコレート



「私じゃ、櫻さんの代わりとか、無理なんだよね」

「代わり?」

「私がいくら真山君を好きでも、真山君の気持ちはまだ櫻さんに向いてるもんね」

「とお」

の……

「一緒にバスケなんかしてくれるから、ちょっと期待しちゃった」


それだけいうと、遠野は自分の頬をバシッと叩き気合いを入れるような仕草をした。