「お前、何出んの?」 ジャージに着替えながら神崎が問う。 こいつは、何も聞いてこない。 俺も何も話さない。 しのと一緒に帰らなくなったこと、しゃべんなくなったこと。 何も言わない。 「バスケ」 ふ~ん。じゃ、俺もそうすべ~ 変な柄のTシャツに着替えて言う。