誰もからんでこないのをいいことに、俺は肩肘ついて担任の話をきいていた。 けどやっぱりどうでもいい話ばっかりで、飽きて、そうしていつも見ている場所に目をやる。 あ、 しのが、 いない。 ……遅刻、か? 「見すぎじゃない?」 その声に、顎にあった手のひらが滑った。