やられるがままヘルメットを被され、麗の後ろに乗った。 「どこ行きたい?」 「んー…海!」 「了解。ちゃんとつかまっとかないと落ちるからな?」 「ぅ…うん」 遠慮がちに麗のおなか辺りにつかまっていた私は初めての状況でどうしたらいぃのかわからなくなる。 他の女の子も乗せてあげたことあるのかな… 「じゃ出発♪」 私の考えを遮るように麗の発した声とともにバイクが動き始めた…