教卓の前でご立腹のご様子の克ちゃんこと担任。
「はい?」
だけどさっきの流れで返してしまった。
「は…はい?あのなぁ莉緒、俺は…」
「いろいろ考え中なんです私。ていうか、保健の授業多過ぎ。なんか知らないけど金髪は最近学校休みやがってるし。それから…約束…」
そうだ私…
約束守んなきゃダメじゃん。
まぁまだ果たせないでいるのは、ヤツとの接触がバッタリなくなっているからなんだけど。
ていうか…
寮に帰ってくるのも夜中で…
あえて用事もないので私もヤツの部屋には行かない。
そうすれば自然とヤツとの接触はバッタリなくなった。
