「原因は?」 「なんで…?」 「あの…莉緒?俺が聞いてんだけど…?」 「なんでよっ!ムカつく」 「り…莉緒?どこ見て怒ってんの?超怖いよ?」 あたしの目線を追ってその先に何もない事を確認した律が言った。 ていうか!! どんだけ保健の授業あんのよ!! 「莉緒?」 斜め前の席の楓も私の異様なオーラに気づいたらしい。 「莉緒!!ちゃんと授業受けろ何度言わせる?」