「恵利が…母さんが男とアメリカで暮らすって。俺…わかってるはずなのにいつも期待してるんだと思う。 ガキの時から俺のことが1番だったことなんてねぇのに。 毎回会いに来るたびに、もしかしたら俺に会いたくて来てくれたのかもって… でもいつも男の相談。 電話がかかったら俺を置いてどっか行くんだ。 だけど… もうそんな事も無くなるんだよな。 また俺のこと1人にするんだよ。母さんは。」 どうしてかわからないけど 涙が出てきて 止まらなくて… 麗の金色に輝く髪の毛を優しく撫でていた。