きっと麗に話しかけて無視するのはコイツくらいだろう。
「ねぇ。俺にも1口ちょうだい。」
可愛いらしく言った麗に向かって笑顔を向けると
“嫌。”
その一言で片付けてまた食べていた。
片付けられた本人はいぃじゃ~ん。なんて言ってたけど完全無視。
半日常的になってるこの状況を無表情、無関心で見るのが意外と普通になりつつある。
そこにやって来た楓と律が
「莉緒!俺たちも~」
なんて加わろうとして来たのに目をやっている隙に箸で挟んでいた焼きそばを麗に食べられでいた。
それに気づいた莉緒はボンボンと麗の肩を叩いて「何で食べるのよー。」ってキレてた。
ほんと飽きない。
