や…やばい…




さっきって…やっぱりあの空き教室のことだよね…




「あぁー!もうっ!早く行こ。変態の言葉なんか一言も信じなくていぃの。」




楓の両耳に手を当てたり離したりして聞こえなくする。




「え?なに?」




「あっ…」





あぁ…そっか。こうしたら私の声も聞こえないんじゃん…




「そんな恥ずかしがらなくても…」




自分にガックリきてるところで、まだあの笑みを止めない変態