「え…」 1人ポツリと呟いた律は頭を支えていた肘をガクンと落としてバランスを失っていた。 「ふっ」 ざまーみろ!鼻で笑って憎たらしく、あっかんべぇしてから自分の席に行く パッと勇吹を見ると窓の方を見ている。 何気なく目線を辿れば… あ… 校舎と校舎の間の渡り廊下を歩く麗と莉緒の姿があった。