激甘学園寮生活~男子校に女子1人派遣!?~







麗に連れ去られる莉緒を見て、それを複雑な思いで見ていた俺。




麗のためにも莉緒のためにも、この瞬間を待ち望んでいたはずなのに、




肝心な俺の気持ちは全く晴れない。




こんなにも近くにいるのに、手を伸ばせば届くのに、こんなにも遠く感じてしまう。





俺はそんな2人をじっと見つめることしかできなかった。




いつもの俺なら「なになに?」って興味津々に2人の間に入っていただろう。




でも…できなかった。