俺はそれをダラリと机に体を預けたまま、じっと見た。 目線を辿れば麗に行き着くことなんて、いちいち確かめなくちゃいけないほど俺もバカじゃない。 どうするんだ? と、次に彼女が起こす行動をじっと待ってみると急にドシドシと音がするくらいの迫力で歩いて麗の席まで行く。 バチンっ゛ あぁあ…殴っちゃったか 正確に言えば叩いたなんだけど、勢い的に殴ったの方がしっくりくる。 「…っ…てーー!!」