「麗?」 少し俯き加減の顔を覗き込むと いきなり片腕を首に巻き付けて来てわたしを引き寄せる。 「なっ…何!?」 目を丸くしてヤツを見ると柔らかく笑う麗。 「言わないんだな。金髪変態野郎って」 「そ…それは…」 確かに麗って呼ぶ率より変態率の方が高かった気がする。