目が赤いのかな… だけど…どうして そんなに切ない目で私を見るの? 「麗?」 麗の瞳に訴えかけたけど、答えはくれない。 「俺のせいだよな…」 そう呟いた麗の顔があまりにも悲しそうで、私は首を横に何度も振った。 ほんとは全部話して欲しい。今麗に起こっていることも、私がなんで昨日あんな風にビンタされなきゃいけなかったのかも。 だけど、これ以上問いただせば、目の前のこの金髪頭がどっか遠くに行ってしまいそうで… 私はこれ以上踏み込めないと思った。