なんなのよ… 普通に学校来てるし… 気づけば歩きだしていて、クラスのみんなから「おはよ」って声かけられても返事もしていなかった。 律はダラっとなったまま通り過ぎて行く私を不思議そうに見つめ、楓もいつもとあきらかに違う私を見て、不思議そうな顔をしている。 やっとヤツの席まで来ると、穏やかなリズムでヤツの肩が揺れる。 顔を窓の方に向けて突っ伏せているヤツは時々朝日が目に当たって眩しそうにしている。 バチンっ゛ 「…っ…てーー!!」