「那美って、頭いいのになんでわからないかな〜」
「ま、それが那美だよね」
「そうなんだけどさぁ〜。ここまで来ると狙ってんのか?って言いたくなるよ」
「確かに…ね」
「2人とも、何の話してるの?」
「「………( ̄▽ ̄;)」」
「那美、あんたさ…」
若菜が何か言いかけたときだった。
「「「キャー!!!!」」」
廊下から女子の悲鳴が聞こえた。
「うるさいなぁ…」
何事よ!?
「あ、涼」
「涼!?」
ーガタン!!
「うん。木下 涼君」
「なんだ。 木下君か…」
“涼”に反応しちゃったじゃん!!
若菜のバカッ!!!!

