「お…お母っさん!
嫌…だよぉ!
行かないでぇー!
ねぇ…返っ事して…よ。」
いつもとは違い子どもっぽい台詞ばかりが頭をよぎる。
お兄様が来たみたいだ。
それでも私は泣き続けた。
声を枯らして叫んで叫んで…
どんなに叫んでもお母様はもうもどらない。
静かな城内に私の声だけが響き渡っていて。
それがとても虚しくて
反響してくる私の声が妙に私の悲しみを大きくした。
嫌…だよぉ!
行かないでぇー!
ねぇ…返っ事して…よ。」
いつもとは違い子どもっぽい台詞ばかりが頭をよぎる。
お兄様が来たみたいだ。
それでも私は泣き続けた。
声を枯らして叫んで叫んで…
どんなに叫んでもお母様はもうもどらない。
静かな城内に私の声だけが響き渡っていて。
それがとても虚しくて
反響してくる私の声が妙に私の悲しみを大きくした。


