broken、robot。

そう言えば、留亜の言った通りになっちゃったな。

私が留亜に惚れたら、留亜が出て行くって…

「留亜、か…」

もともとはチャットで使ってたネーム。

それがこんなにも愛おしい人の名前になるなんて。


久しぶりにあのチャット、やろうかな。

…まだあるかな。

「掃除、早く終わらせちゃおっ!」

えっと、これは…

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『沙恵!これ買って!』

これは、最近の出来事。

「むり。高い。」

『ねえねえ!じゃあ、こっち!』

留亜は、佑夜のお墓にまた行くと言い出した。

「これでいいの。お線香とコーラ、これでいいの!」

しゅん…

ほらまた、口尖らして…

私のことをよく真似するようになった。

「なんで佑夜のお墓行きたいの?」

『え、ちょっと恥ずかしいんだけど。』

照れる。

…いちいち可愛い。

「へえ、教えてくれないんだ?
じゃあ、連れてってあげない。」

『え?沙恵も行くの!?

デート?』


「え、あの…私行かない設定だったの?

しかも!お墓デートってなんか呪われそうよ。」


『あ、期待しちゃってた?

ごめんね、留亜くん、1人で行くからさ♪』

…イラッ