broken、robot。

おちこぼれ
「あなたって一体何者なの?」

時間の流れというのは早いもので
留亜が来てから約2週間目。

『ロボット。』

「水…平気なの?」

『心配ありがとっ!沙恵はそんなに俺のこと気になるわけ?』

「…そんなんじゃないわよ。
ただ、壊れちゃったら家事してくれる…モノ、がいなくなるから…。」

チクリとした。
留亜のことをモノ扱いして。
言ったのは自分なのに…


それに、ロボットに感情なんてないはず。
機械だもん、カラクリだもん。

『…沙恵?』

ちょっと不安そうに私を覗く。

「なに。」

そう、ロボットなんかに罪悪感を持ったらいけない。
疲れるだけ。

『俺ね、恋愛ロボットなの。』

彼は突然言い出した。

「…は?」


じゃあ、もしかして…

今までの言動は…


……計算っっっ!?