「あたしはいいんだって!」



「紗稀もほんとは見たいくせに」


話を聞けー!


ずるずると親友の有希に
引きずられながら廊下を進む。


入学式から、
なんでこんな疲れなきゃいけないの!?




周りの目が
ちょっと痛かったり・・・


もう諦めて、
有希の歩幅に合わせはじめる。