特別な恋の授業~先生とあたし~



先生の口から、あたしの口へとコーヒーが流れた。


全然、苦くない。


むしろ、甘かった、


先生の唇が離れる。


な、何か言わなきゃ…。


「おいしかった…です。」


震える声で、これだけ言うので精一杯だった。


先生はちょっと心配そうな顔で、あたしを見つめていた。