いつの間にか、あたしが走る道はたくさんの生徒に作られた道になっていた。 みんな、ありがとう!!!!! 感謝しきれないよ。 「直人っ!」 「ハル。」 あたしは直人の胸に飛び込んだ。 力強く抱きしめてくれる直人。 「ハル、卒業おめでとう。」 「ありがとう。」