"神谷直人は、お前のせいで怪我した" "お前が早く気づかないからだ" "もう、二度と神谷直人は目を覚まさない" "すべて、お前のせいだ" 「いや…、いやっ!!!!」 声は纏わり付いてくる。 「いやっ!!!!」 ――ガバッ 目を覚ますと、汗でびっしょりだった。 目が開かない。 泣きすぎて、目が腫れていた。