この時間が止まればいいのに…。 二人だけの空間が永遠になればいい。 そんなの無理だってわかってるのに、考えてしまう。 「じゃあ、ここの問題解いてみろ。」 「はい。」 前から聞こえてくる欠伸。 顔を上げると、先生が大きな欠伸をしている。 「ん?もう解けないのか?」