涙の卒業式から数日後、
とうとう千架が旅立つ日がやってきた。
気持ちはだいぶ落ち着いた…というよりは落ち着かせた、と表現した方が正しいかもしれない。
とにかく、友達として見送るんだから辛気くさい別れはしたくない。
―今日は絶対迷わない。
迷いが僕の調子を狂わせてきたこと、今までの経験で身に染みている。
―戻りたいなんて思わない。
―せめて見送りの時間だけは、絶対に。
覚悟を決めて家を出た。
腕時計は午前7時ちょうどを差している。
出発予定まであと1時間もあるけど
家に居るよりは気が紛れる。
てくてくと駅まで歩いた。
―千架を送ったあとの帰り道、俺はどういう気持ちでいるだろう。
1時間と少し後の自分を思い浮かべながら、まだ肌寒い早朝の大気の中を進んでいった。
とうとう千架が旅立つ日がやってきた。
気持ちはだいぶ落ち着いた…というよりは落ち着かせた、と表現した方が正しいかもしれない。
とにかく、友達として見送るんだから辛気くさい別れはしたくない。
―今日は絶対迷わない。
迷いが僕の調子を狂わせてきたこと、今までの経験で身に染みている。
―戻りたいなんて思わない。
―せめて見送りの時間だけは、絶対に。
覚悟を決めて家を出た。
腕時計は午前7時ちょうどを差している。
出発予定まであと1時間もあるけど
家に居るよりは気が紛れる。
てくてくと駅まで歩いた。
―千架を送ったあとの帰り道、俺はどういう気持ちでいるだろう。
1時間と少し後の自分を思い浮かべながら、まだ肌寒い早朝の大気の中を進んでいった。

