「座っていい?」
千架に聞かれ、僕は、頷いて手近なクッションを敷いてあげた。
自分の部屋の雰囲気が、いつもと違う。
それを、
この部屋の主である僕が最も肌で感じている。
綺麗すぎて落ち着かない。
こうして見ると意外と広い僕の部屋、
そして、
二人きりの空間で気の緩んだ千架。
変に気分が高揚してくる。
クッションの上で縮こまって座る千架は、
そこに居るだけで僕の意識を誘う。
―ダメだダメだ…
邪念を取り払うため、
僕は会話のネタを模索した。
「とりあえず、何しよう?」
模索した結果が、千架に頼ることか。
僕は自分が情けなくなった。
「ビデオ見ようよ」
「おう、それはそれは、いい考えだ」
思わず棒読みになった。
「何、そのセリフ」
「うおっ、えっと、別に…」
千架があっさり決めてくれて助かった。
彼女に迷われると、
僕は迷わず、
柔らかそうなあの手の甲に触れてしまいそうで
怖い。
千架の白くて、
すべらかなそれは、
ビデオテープを触りながら無防備に僕の目の前をちらつく。
頭を振って、
何も意識しないように努めた。
千架に聞かれ、僕は、頷いて手近なクッションを敷いてあげた。
自分の部屋の雰囲気が、いつもと違う。
それを、
この部屋の主である僕が最も肌で感じている。
綺麗すぎて落ち着かない。
こうして見ると意外と広い僕の部屋、
そして、
二人きりの空間で気の緩んだ千架。
変に気分が高揚してくる。
クッションの上で縮こまって座る千架は、
そこに居るだけで僕の意識を誘う。
―ダメだダメだ…
邪念を取り払うため、
僕は会話のネタを模索した。
「とりあえず、何しよう?」
模索した結果が、千架に頼ることか。
僕は自分が情けなくなった。
「ビデオ見ようよ」
「おう、それはそれは、いい考えだ」
思わず棒読みになった。
「何、そのセリフ」
「うおっ、えっと、別に…」
千架があっさり決めてくれて助かった。
彼女に迷われると、
僕は迷わず、
柔らかそうなあの手の甲に触れてしまいそうで
怖い。
千架の白くて、
すべらかなそれは、
ビデオテープを触りながら無防備に僕の目の前をちらつく。
頭を振って、
何も意識しないように努めた。

