「乃亜、ねぇ・・・」

 俺は紬が帰った後、ベットに寝転がって考えていた。

 アイツは多分、俺のことが好きだと思う。

 入学式に日から俺にベタベタしてるし。

 態度とか言動が俺を好きだと言ってるようにしか考えられない。

 「俺の考えすぎか?」

 そう思い自嘲的に笑ってみる。

 「・・・思い過ごしだといいんだけどな」

 アイツはなんか危ない感じがする。

 「課題でも片付けっかなぁー・・」

 机に向かい課題に取りかかるも、結局は乃亜のことを考えてしまい、集中なんてできなかった。