お礼を言ってくる先輩たち。

 なんなの皆そろって・・。

 「じゃあ、私もういきますね」

 これ以上、この場所に居たくなくて。

 乃亜は屋上から出ようとした。

 すると、

 「乃亜ちゃんっ、ありがとぉー!」

 紬先輩の声が聞こえた。

 振り返らずに一礼して、階段を駆け下りる。


 「なんなのよ・・」

 意味分かんない。

 乃亜はいい事したんじゃないよ?