「クスッ」

 悠斗が飛び出して行っちゃったから一人になっちゃった・・。

 でもまぁ、いっか。

 乃亜は入学式の日、悠斗に一目惚れをした。

 茶髪の髪にクールな態度。
 
 全部、ストライクだった。

 乃亜は今まで自分の欲しいものは何でも簡単に手に入ったし、手に入れてきた。

 なのに、悠斗は違かった。

 全然思い通りにならない。

 まず乃亜を見てくれない。

 いつも気にしてるのは・・・幼馴染みの紬だとかいう女。