「此処で話してる場合じゃなくね?もう入学式はじまるぞ」

 「あっ、そうだったね!早く行かないと」

 紬が焦った表情になる。

 「それじゃ悠斗またね!」

 紬は2人の友人と共に校舎に入っていった。

 あの男・・・ホントにただの友達か?

 なんかあの男の表情・・・・。

 「って俺も行かないとな」

 入学式に遅れないように体育館へと向かった。



 「ただいまより平成〇〇年度入学式を始めます」

 体育館に着くとだいたいの新入生が座っていた。