「電話では閉店後に取りに来るって言ってたんだけど、かなり辛そうだったし…それに、杉浦さんの頑張りのお陰で今日は早めに閉店できたから今から届けに行ってもらいたいんだけど…」
「いっ行きます!是非とも行かせてください!!
そんなこんなで、
いざ北城の家へGO!!
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…って、店長の地図
見づらっ!
いらん道、書きすぎて
訳分からんことになっとるし
兎に角、「MOSAIC」って言う
アパート捜せばいんだよね
「…杉浦?」
「………」
なにやら背後から怪しい声が…
まさか痴漢?
「お―い」
…恐い
この辺りって、よく出るって聞くし…
間違いない
痴漢だ!!
「おいっ…」
「……
「…なぁ、聞いてんの?」
しつこい…
もう、やるしかないよね?
「お~い…っ「必殺、月の輪熊落と―し!!」
ドカっ
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「…本当にすみませんでした」
「…………」
「ちっ痴漢と間違えただけなんです!北城さんだって気付かなくって…すみません」
「そのっ…あまりにも声がいつもと違っていて」
「俺が悪いって言いてえのか?」
「けっけしてそんなことはありません!!」
あまりのラブハプニング(?)に、私は困惑しております。
まさか痴漢だと思って殴った相手が北城さんだったなんて…