「今日もバイト?」


「そうだよ~北城さんに会うために行ってるようなもんだからね」




「その人って、K大の人でしょ?こんな馬鹿校の女子高生の相手なんかするかね?」





…ぐぶっ

痛いとこつかれた。




私が恋する相手、


「北城京平」さんが通う大学は
この辺じゃ有名なお坊っちゃん大学。




それに比べて、私が通う高校は
この辺で最も偏差値の低い…



いわゆる馬鹿校な訳で





「だっ大丈夫!恋愛にそんなの関係ないよ!」



とは言ってるものの、

実はすごく気にしてたりして…




「もう、呆れちゃう。夏海らしいと言えばらしいんだけど」



「あはは。てか、そろそろ行かないと。ちずちゃんバイバイ」



「んっバイバ―イ」