「…俺、行かないし」
「なっ何でですか!?花火大会の日はお店休みですよ?」
一気にテンションが落ちた私は、一気にナイスアイデアが浮かんだ。
「北城さんっ、一緒に行きません??」
私の発言に北城さんは口を開け、唖然としてる。
まさか、自分の口から
こんな言葉がでるとは思わなかった。
「…なんで、俺とお前?友達といけばいいだろ」
あらかさまに面倒だって思ってるよ、この人…
「周りの友達、みんな(ちずちゃんを除いて)彼氏がいて一緒に行く友達がいないんです」
…ごめんね
ちずちゃ―ん!
今度アイス奢るから許して!!
いま、この瞬間に
私の人生がかかってるの!
北城さんは、自分のおでこに手を当てて…
「まぁいいか」
…と一言。
「本当にいいんですかぁ!?」
飛び跳ねて喜び私を見て、
「たまには、子供の世話も悪くないかな」とかなんと言って頷いてくれた。