俺は君とであった日の事を 今でも鮮明に覚えている。 どこか悲しみを秘めた君の目は、 宝石を見ているように美しかった。 会いたい 会いたいんだ、梓。 日々遠ざかる思い出を いつまでも忘れたくはない。 君を、梓を… 自分の記憶から消したくないんだ。 こんな遠回りの恋をして、 お互い不器用で、 まだまだ子供だった俺は 君に本当に惚れていた。