顔は女みたいだけど… 確かに胸はないし… 背も高いし… 生物学上は男…よね… 私にはない…モノがあるの…よね… 私は思わず…顔から下半身に目線を下げる。 「尭耶様…座って…お待ち下さい…今…コーヒーを淹れて参ります…」 「サンキュ~」 朋子さんは私と尭耶さんを二人にして…出て行った。 私の斜め前のソファーに長い足を投げ出し…豪快に尭耶さんは座った。