俺は休むまもなく…由愛子さんの会社に行った。


「……会社まで押し掛けて来るなんて~どう言うコト??」


「……勝手に縁談を進めるなんて横暴もいいトコです!由愛子さん」


「……」


由愛子さんは呆れるように溜息を漏らす。


「……ウチの娘の為に…ホストを辞めるなんて…バカげてると思わない?尭耶」



「…俺と菜々香さんを引き合わせたのはあなたです!菜々香さんの男嫌いを直せば
後継者にすると言ったのもあなたです!」



「あれは酔った勢いで…」