2時間たっぷりと泳いで…陽もいっそ高くなって、強い陽射しが照りつける。 私は先に上がったけど…尭耶さんはプールの中に残って、落としたネックレスを潜って探していた。 本当に…大切なモノなんだと実感。 「尭耶さんは?」 朋子さんが私の元にやって来た。 「プールですけど……」 「そうですか~」 「どうしたの?」 いつも沈着冷静な朋子さんが慌てていた。 「何か…あったの?」