「そ、それは…………」


私は語尾を濁して口を噤む。



まるで…これじゃあ…私が……


『尭耶さんに襲ってください』って


言ってるもんじゃない!!


「別に…何も…期待なんて…してませんから…」


「……冗談だよ…冗談…」


「……夜の密室で…そんな…冗談……」