*愛斗side*
俺は興味本意で由月先輩に近づいた。
なんか、かっこよくて、綺麗で、何事にも冷静で。
そんな由月先輩に俺はドンドン惹かれていったんだ。
屋上で越谷先輩とキスしてるとこ見て、正直ショックだった。
あぁ、やっぱりって。
でも、由月先輩は何かに怯えているように越谷先輩を見ていたね。
由月先輩は人を好きになったり、好きな人に夢中になって、自分の世界が変わることを恐れているようにも見えた。
由月先輩はその通りに越谷先輩を露骨に避けてた。
俺は由月先輩を守りたくなった。
絶対、弱い自分を見せない由月先輩をこの手で守りたくなった。
由月先輩は人を好きになれないって、俺にいった。
俺はそれでもよかったんだ。
先輩を守れるなら。
いつの間にか、先輩がすごい大事な存在になってた。


