*優貴side*
俺が由月を好きになったのは、転校初日だ。
俺は、教室に入った瞬間、窓際の席に座って、外を見ていた由月に一目惚れしたんだ。
君は、叫ぶような女子達の声がまるで聞こえていないかのように、空を見上げていたね。
少し寂しそうな感じもした。
長い茶色のストレートヘアー。
長いまつ毛に色白な肌。
目も綺麗な二重。
濃くも薄くもない、黒を中心としたメイク。
かわいいと言うよりも、綺麗だった。
俺がふざけて、“ 美人さんの隣だ。ラッキー ”っていっても、興味なさそうにすぐそっぽ向いてたな。
俺が思ってもないこと言って、由月のこと、怒らせたよな。
由月は思ったよりも背高くて、170は軽く越えてそうだった。
なのに、華奢な体つきで屋上で抱きしめたときも、今すぐポキッて折れちゃうんじゃないかってくらい。
いつもクールで強い由月は何かを一人で抱え込んで、一人ぼっちだったな。
そんな由月を守りたくなったんだ。
そんな強がりな君を。


