明日、アタシは目を覚まさないかもしれない。
瞼を閉じる度にそう思った。
もう目覚めないかもしれない。
怖いというよりも、不安だった。
前は何もかもがめんどくさかった。
永遠に終わりのない暗闇から、アタシを救ってくれたのは優貴だった。
でも今、そんな暗闇にまた堕ちそうになっている。
また優貴が救い出してくれる、心のどこかで、そう、思っていたのかもしれない。
そして愛斗の笑顔、優しさに何度も救われた。
夕姫奈や唯、美波、紗依、咲夜華にはずーっと支えられてきた。
でも、そんな夕姫奈達から離れたのも、誰にも甘えなくなったのも、ただのアタシの自分勝手だった。
一人で逃げて、一人で傷ついて…
また、終わりのない暗闇に戻るのは不安だった。
中学で裏切られた時、夕姫奈達はアタシを励ましてた。
アタシが単なるお遊び気分で付き合ってた男に浮気されただけなのに。
励まされて、自分がかわいそうな人みたいになるのが嫌で、夕姫奈達に冷たくあたった。
高校生になると、夕姫奈達は学校をサボり続けていた。
終いには夕姫奈は中退した。
唯や美波、紗依、咲夜華は一様同じ学校だし、同じクラスだ。
でも、4人は高2になって、一度も学校に来ていない。


