不器用な恋

*優貴side*


俺、バカだな。


由月のこと、傷つけちゃったかな。



俺は家には帰らず、街をぶらぶらしていた。


あ、



由月。


数人の男に囲まれている。

ナンパか。


え!?



手繋いでるし!


『アイツ、何考えてんだよ。』


やたらに由月は男たちにベタベタしている。


それを見ると、胸がザワザワした。




いつのまにか由月と男たちは消えていた。