不器用な恋

教室に入ると、真っ先に優貴が抱きついてきた。




『『『キャー!』』』


悲鳴同然の叫び声。




『ちょっと……優貴……やめてよ。場所ってものがあるでしょ……』





『俺、心配だった。また風間とかにとられるかもって……』



優貴は抱き締める力を強める。





『大丈夫…アタシは優貴のものだから……』


アタシが優貴の耳元で囁くと、優貴は顔を赤くした。




優貴は体を離して、手で顔を扇いでいた。