不器用な恋





空は明るくなり、きれいに晴れていた。






雲ひとつなくて、大きな清々しい空。





こんなに広い世界なのに、そんな世界には同じ空がある。






自分がどんなにちっぽけな存在か、思い知らされる。






『なんで………泣いてんだよ……』




優貴の低めの声が横から聞こえた。








アタシはいつの間にか、泣いていたらしい。



頬を触ると、涙で濡れていた。






涙は止まらなかった。



今まで溜めていた涙がボロボロと溢れた。