不器用な恋




『姫城綾芽って、たしか………双子だろ………?』



優貴は神妙な顔でこちらをうかがう。






『よくご存じで。綾芽と……梨依(りい)…』








『どうした…?』









『梨依はずっと会ってない……』







梨依は姉妹のなかで一番美人で、優しい人だった。




母親が消えたとき、梨依は家に帰ってこなくなった。